JCDN うろうろ日記

うろうろとあっちに行ったりこっちに行ったりしながら日々考えていることを綴ります
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本日、生まれて初めて市議会というものを傍聴しに行った。
田中明秀さんという京都市の市会議員さんの代表質問を拝聴するためである。

8月のダンスライフフェスティバルの京都でのシンポジウムが終わって数日後、上記の田中明秀市会議員さんから電話を頂いた。シンポジウムに伺いたかったのだけど会合が入っていてどうしても参加できず、新聞で記事を読んで今度の市議会の代表質問として取り上げたい、とのこと。一緒に京都のシンポジウムを主催したNPO法人子どもとアーティストの出会いの井手上さんと、JCDN佐東、櫻井の3人で議員に会いに行き、シンポジウムの内容とダンスの持っている可能性、有効性について説明をさせていただいた。
そして今日がその代表質問の当日であった。市議会でこんなにダンスと言う言葉が使われるのは初めてのことなのではなかろうか。田中議員のいくつかの質問の内の、“教育について”という質問で取り上げていただいた。一回だけしかお会いしなかったのに、すごくうまくまとめられていて、さすがという感じであった。本人以上に聞いている我々の方が緊張してしまった。教育長が、現在も行っているが、今後より発展させていきたいという返答を頂き(もう自分のことのようになっている)、ありがたく議場をあとにする。

この市議会は、地元のテレビでも生中継で放映されており、録画し、下記に質問内容と答弁を記させていただきます。今後このことがきっかけとなり、ダンスが社会の中で意義ある形で広がっていったら願っています。この後も田中議員と相談しながら進めていけたらと考えています。(佐東)


田中明秀 市会議員の質問


「先日新聞を読んでいますと、ダンスが人生を変える力がある、との見出しが目にとまりました。NPO法人が主催する日本やイギリスのダンス指導者や教員が集うダンスライフフェスティバルに関する記事で、コミュニケーション能力を育てるダンスを学校教育で幅広く活用する方法が話し合われた、とのことでした。

私は学校の先生方が山積する課題を克服するために、日夜ご奮闘されていることはよく理解しているつもりですが、おっと思わす、言わすような、子供たちが目を輝かせるような、取り組みを授業の中でもっと展開していただけないものか、と考えております。有名人を招聘しての特別授業などではなく、先生方が主体的に創り上げ、子供たちが楽しいと思える授業を期待しているわけであります。

それでダンスを取り入れた教育活動、とはいかなるものかと思い、NPO法人の方に直接お話を伺いました。話によりますと日本では一般的ではありませんが、イギリスでは政府も力を入れ、教育や人材育成、地域コミュニティの創造のためにダンスを取り入れているとのことです。

11歳までは体育の授業の一環として義務付けられており、平成14年の数字ですが、地域のおけるダンスの活動が、年間75000回開催され、毎週480万人の方々がダンスに触れているとのことです。イギリスでは、ダンスは子どもから大人まで、障害の有無、言語に関わらず誰でも出来、創造力、表現力、コミュニケーション力を高めるだけでなく、不登校の子供や更生施設など、現代社会の課題に対しても有効と認識されているとのことでした。

ダンスを活用した実践例として、NPO法人と学校が連携し、小学校の理科の授業にダンスのワークショップを取り入れ、理科学習への関心を高めて学力を向上させ、表現力とコミュニケーション力を育てるという学習モデルを紹介していただきました。ダンスで理科が好きになるというキャッチコピーで、大変興味深い内容でありました。

おりしもわが国では、学力低下、理科離れ等の問題が深刻となり、新学習指導要領でも言語力の育成、コミュニケーション力の向上が重要視されています。学校の役割はいろいろありますが、学校は子供たちが社会に出るための準備をする場所であると思います。その為には学力をつけることも大切でありますが、あわせてコミュニケーション能力をどのように育成していくかが、切実な問題のように思います。

教育界で注目を浴びている学力世界一のフィンランドの教育方法も、対話力、コミュニケーション能力を重視していると聞きます。平成24年度から中学校の新学習指導要領で、体育の授業においてダンス、武道が男女必須となりますが、私は単に保健体育の授業だけでなく、生きるために必要なコミュニケーション力と、創造力を高めていくという観点から、もう少し広い視点でダンスを捉えてはどうかと考えます。

当然進めるにあたっては、十分な検証も必要であり、様々な課題もあろうかと思いますが、京都にはダンスのアーティストも多いと聞き及んでおります。京都ならではの取り組みを、全国に発信してはどうかと考えますが、教育長の御所見をお伺いします。」


高梨三男 京都市教育長の答弁


「ダンスを取り入れた教育活動についてでありますが、議員のご指摘のとおり、ダンスには表現力のみならず、言語活動の充実に繋がるコミュニケーション能力や観察する力を育む効果があるとされています。本市では小学校、中学校におきまして、体育や音楽の授業、運動会、野外活動等でダンスが取り入れられております。

また、子供たちが独自のダンスを創作し発表する表現運動発表会や、ダンス好きの子供たちが交流するダンス・キッズなどの取り組みが、教員が自主的に組織する研究会を中心に取り組みを進めてきております。

今年11月にはNPO法人と連携し、ダンスのワークショップを取り入れた教科の枠を超えた幅広い教育活動を小学校で実施すると共に、今後ダンスや演劇などに造詣の深い地域住民の方々や学生等を招聘した活動を進めるなど、京都ならではの取り組みを展開してまいりたいと思っております。」


踊りに行くぜ!!vol.10 CM
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