JCDN うろうろ日記

うろうろとあっちに行ったりこっちに行ったりしながら日々考えていることを綴ります。
<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

一定期間更新がないため広告を表示しています

■新米講師「今日もいい天気!」■
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
著:スウェイン佳子
ダンスコミュニケーションCo.D.Ex.(コデックス)

今春から九州大谷短大の表現学科、演劇放送フィールドに
新設されたコンテンポラリーダンスの非常勤講師になりました。
週2回、車窓から田園風景を楽しみながら福岡県筑後市に
通うとふるさと福岡がぐっと広くなった気がして喜んでいます。

4月9日の初授業はダンスボックスの公演リハーサルのため
大阪に滞在中でした。早朝に博多にトンボ帰りして短大へ行き、
まだ誰もいない薄暗い体育館のようなリズム室に滑り込んで、
ひんやりとした肌寒さと興奮に軽く震えたのを覚えています。

その日の日記には
「今朝はおおきな重い古トランクによろけながら朝一の新幹線
に乗って帰福。そのまま短大に向かう。
講師会ではじめて訪れ、いたく気に入った樹木のなかのキャン
パス、その一角の演劇放送フィールドの玄関へ。
「こんにちは!!!!」といっせいにロビーにいた学生の元気な挨拶を
うけてドギマギ。リズム室で一年生を待っていると、前の授業の
終了チャイムがなったとたん、女の子二人が元気に飛び込んで
きて自己紹介してくれた。
それからゾクゾク三十数人!ナイスガイ4人もいる。
「最近の若者は・・・」なんて話しはバッサリ切られ、みんな積極
的に授業にコミットしてくれてバンザ〜イ!卒業生3人の見学
希望もあってコンテンポラリーダンスへの関心の高さがうれしい。
大勢の一年生に圧倒されないよう、授業をずんずん進めて
最後に即興を紹介。90分があっという間に終わった。
お互いに観察、批評する時間がすこし足りないかな〜。
あ!自己紹介して挨拶するのを忘れた。明日の2年生も楽し
み。」と書き込んでいます。

さて、西日本唯一の本格的な演劇と放送への道をひらくとうたう
九州大谷短大表現学科の演劇放送フィールドには、数多くの
講義学習とともに技術・実技として、コンテンポラリーダンス、
バレエ、日本舞踊、狂言、ジャズダンス、ミュージカルダンス、
声楽、ミュージカル研究、舞台の現場で必要な技術、アート・
マネジメント、番組制作などが盛りだくさん用意されています。

コンテンポラリーダンスは1・2年とも番組制作との選択授業です。
受講学生数は「40人中15〜6人のもんでしょう」とうかがっていま
したが、ふたを開けてみれば1年生33人、2年生は22人に卒業生
2人が受講申し込みして24人です。この予想以上の反響はうれ
しい驚きでした。
彼らにとってコンテンポラリーダンスは、なんだか分からないけれど
ヒョットしたらビンゴ!と期待できる未知の身体表現なのでしょう。
広いリズム室いっぱいに広がった一年生の好奇心に輝く目をみる
とよくわかります。彼らはまっさらな頭とカラダで無条件にコンテン
ポラリーダンスに向き合っています。この時間を純粋に楽しんで
欲しい。いろんなことを貪欲に吸収しようとする彼らの熱い気持を
タワメルことなく、それぞれの自己開放、自己表現の可能性を
見つめていければと願っています。
ところで2年生の授業は小劇場です。全員舞台の上ではスペース
ギリギリ。
ただグループに分かれてクリエーションなどをすると独特の雰囲気
があって面白いです。また、2年生は一年間の学習の成果か驚く
ほど落ち着いて成熟した頼もしさを感じます。それぞれが身体表
現に対する考えも持ち始めていて、創造への意欲、作品に向かう
気持も強く感じます。
年間約30回の授業。毎回、彼らと共に自分のカラダ、そして他者
の存在にひらかれたコミュニケーションするカラダの発見と冒険の旅
を楽しみたいと思います。

ところで2005年、2006年と大谷短大の学生さんに「踊りに行く
ぜ!!」福岡公演の受付ボランティアをお願いしました。主任教授の
ご好意で毎回10人程度の学生さんがボランティアに参加、公演
も観てもらいました。
その学生さん達がコンテンポラリーダンスって面白い!自分たちも
やってみようと短大で作品を創って発表されたことを後から聞き
感激しました。
2年生に聞くと、今春卒業した先輩とやったそれがとても楽しかった
のでまたやりたいと思ったという人が何人かいて、先輩はよほどいい
指導をしたのだろうと秘訣を聞きに行きたくなりました(笑) 
これからも主体的に作品創りを楽しんで、そのなかから観察力の
重要さ、身体表現、創造することの面白さ、その深さを少しでも
多く味わってほしいと願っています。そして社会人になってもダンスを
身近に感じてほしいものです。
専門家になってもならなくても、生きていくのは人生を踊ることの
ような気がします。だから日常のいたるところに面白い自然の
表情、リズム、動き、遊びの種があることを知ることは、長い人生
にたくさんの喜びとおおきな力をもたらすと信じています。

あらゆるものをいま、ここにある、このカラダから見つめ直そうとして
いる時代に、コンテンポラリーダンスを大勢の若者、仲間と一緒に
やれることは大変な幸せです。
だから新米講師は「今日もいい天気!」
<<prev entry | main | next entry>>

Comments:

Leave a comment:










TrackBack URL:

http://jcdn.jugem.jp/trackback/24

TrackBacks:

バレエを...
・パリの炎 ジャンヌ バレエ 「ジャンヌ・ダルク」・comic martial arts performance JUMPへのご招待・新米講師「今日もいい天気!」・その他6 たそがれ清兵衛 と バレエ(踊ること)(Ballet ☆ バレエ)1945年生まれ。日本、世界各地で舞踊、オペ
trackback by: 演劇・舞踊がたくさん | 2007/07/26 8:20 AM
バレエがいいと思う
オペラとバレエ、それぞれの観点から書かれた本です。今まで疑問に思っていたことや雑学的なことも詳しくわかり、面白かったです。わかりやすく解説されていて、読みやすかったです。オペラとバレエがよってきて、ひとつになった感じの本です。両方好きな私としては、本
trackback by: 演劇・舞踊をたくさん集めました | 2007/08/12 6:23 PM
バレエスクール
著者:ナイア・ブレイモファット/白川直世出版社:文園社サイズ:単行本ページ数:47p発行年月:2005年08月この著者の新着メールを登録する【内容情報】(「BOOK」データベースより)この本は、バレリーナになるためのレッスンをのぞきながら、クラシックバレエとはど
trackback by: 演劇・舞踊を極める | 2007/08/13 12:50 PM
ティアラといっしょ!やさしいバレエ
小学校2〜3年までにレッスンする内容が書かれています。イラストも正確に描かれていて説明なども非常に丁寧で詳しいです。バレエを始めたら、すぐにでも購入しておきたい一冊!・舞台芸術の世界:ロシアバレエとアルルカン・東京都庭園美術館 が気持ちいい・「白鳥の
trackback by: | 2007/09/05 4:40 PM