JCDN うろうろ日記

うろうろとあっちに行ったりこっちに行ったりしながら日々考えていることを綴ります。
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少し遅くなりましたが、博多で行った、地元の住民の皆さんとの
ダンスワークショップ、お祭り会場での発表公演のご報告です。

今年の(財)福岡市文化芸術振興財団主催による「波に乗れ!ダンス波」
の第1弾として、10月13日から1週間のワークショップ、そして20日に
地元のお祭り灯明ウォッチングの中で発表公演を行いました。

この灯明ウォッチングというお祭りは、以前は神社等をろうそくで飾る
静かなお祭りだったのが、13年前に街づくりの一環として規模が拡大し、
博多の4つの地区でそれぞれテーマを決め、ろうそくを色とりどりの紙袋に
入れた“灯明”で地上絵をかくというものに発展しました。
私たちが関わった奈良屋地区では「絆」をテーマに、山笠まつりで使われる綱を
モチーフにした地上絵、その中でのダンス、そしてフルート・コンサートが
催されました。

ワークショップの講師はソウルからチョン・ヨンドゥさんを迎えました。
ご本人は嫌がっていましたが、さらさらの髪、めがね、マフラーという風貌から
ヨン様というあだ名がすぐについてしまいました。

参加者は10歳から63歳の19人。ダンスの経験も本当に様々です。
ワークショップでは、まずはじめにチョンさんが、このいろいろな人がいる中で、
私はあの人より若いとか、経験があるとか、男だからとか、そういう意識を捨て、
ただひとりの個人として参加してください、みんながこういう意識でいられれば
戦争も宗教闘争も起きずに済むのではないでしょうか、という話をしました。
そしてみんなが同じ新しい気持ちで一緒に何かを作って行くことが「絆」につながる
とし、ゆっくりとウォームアップを始めました。

このペースでワークショップは進み、穏やかで思慮深いチョンさんの
ファンが増えて、また参加者同士の絆も深まっていったようです。

本番の日は会場の小学校校庭で地元の人による石灰での地上絵のライン引きから
始まり、ダンサーたちも砂埃にまみれながら灯明ならべを手伝いました。
そして練習室の何倍もあるスペースに戸惑いながら初めてのリハーサル。

灯明に火が灯ってからはまた全く雰囲気が変わりました。
深見さんのフルートの音色で始まるパフォーマンス。そこここからダンサーが
灯明の中に集まってきます。途中にはこのお祭りの4つの地区を象徴する動きや、
ハミング、言葉を使い、灯明を手に持って移動する幻影的なシーンもありました。

約20分のパフォーマンスを終えて、チョンさんが参加者に言った言葉。
「もしかしたら公演の結果よりも、この1週間皆さんと過ごしたワークショップ
での時間の方が大切かもしれません。もうお気づきだと思いますがワークショップで
やったことは、ダンスのテクニックを教え、素晴らしいダンサーになるというもの
ではありませんでした。“絆”というテーマのもと、お互いを知るということの
重要性に気付き、そのためにはどうすれば良いのかを、ダンスを通して少しでも
知ることができたらという思いで進めてきました。私自身、このワークショップから、
皆さんから、たくさんのことを学びました。ありがとうございました。」

●このチョンさんも出演するアジアダンス公演を2月23,24日に
福岡ぽんプラザで行います。それに先駆けて武藤大祐さんによる
アジアダンスレクチャーもあります。お楽しみに。




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Comments:

水野さん、夢子さん、お疲れさまでした。
秋の爽やかな宵、博多の街の幻想的な灯明の灯りのなかで、仲間とともにとても気持よく踊れたステキな一時でした。有難うございます!

子どもように心が開放されていく楽しいワークショップが進行していく中で、共に踊るということの意味、気持のよさを、ワークショップの講師のチョン・ヨンドゥさんが丁寧に教えてくださったのが印象的でした。慌しさのなかで、自分が落としてきたものに気がつくことができるいいとてもワークショップでした。
comment by: スウェイン佳子 | 2007/11/08 11:54 PM

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