JCDN うろうろ日記

うろうろとあっちに行ったりこっちに行ったりしながら日々考えていることを綴ります。
<< August 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

一定期間更新がないため広告を表示しています

 その2 に続きまして、「ぱっかぐらの森」の出演者 子どもチームをご紹介します。子どもチームのナビゲーターは美術家の井上信太さんです。



子どもチームは定員20名で募集したところ、倍の応募があり、抽選となりました。
昨年も井上信太さんが子どものワークショップを担当、参加者だけでなく保護者の方にも大好評でした。その評判もあってか、大人気でした。
本当なら全員お受けしたいところですが、最終的に舞台にも登場してもらうことになるので、20名がぎりぎり可能な人数なのです。

写真は8月16日の最初のワークショップの日。自己紹介タイムです。
左に立っているのは5年生の男の子。
男の子はやはり少ない(今回は20人中4人)ので目立ちます。


まず、仮面つくりのワークショップをしました。
チラシ表紙にもなっている仮面と同じ方法で、子どもたちも思い思いの仮面を作りました。

ちなみに、チラシ表紙の仮面は、全て参加者の誰かが作ったものです。
3週間前に子どもを除く4チーム全員とオリエンテーションを行った際に、信太さんのWSで全員が仮面を作りました。やってみるとひとつひとつがあまりに面白かったのと、ぱっかぐらの森の住人というコンセプトに近いものになったので、チラシ表紙に採用することになったのです。


1年生の女の子。手前のお姉さんは、静岡市美術館で子供向けのワークショップを行うスタッフさん。他にもお2人が参加してくださいました。
子どもといっても、小学1年生〜6年まで幅があり、かつ人数が多いので、慣れている大人のアシストはけっこう重要です。


完成!
鬼は男の子の作です。
大人の仮面とはまた違って、幾何学や一見すると秩序のないいろんな模様がちりばめられるのが、なんとも面白いです。仮面は大人が作ると、なんとなくまとまりが出るのですが、子どもはもっと混沌としているように思います。その人らしさが現れるのは、大人も子どもも同じです。


つづいて、3M四方くらいの白い敷物を広げて、その上に地図を作るワークショップです。
青いシートが海という設定で、静岡国の地図をいろいろ想像して、マスキングテープ、ポスカ、色紙などで書いたりきったり貼ったりして創っていきます。
写真は富士山のあたり

ちなみに、この地図は、ぱっかぐらの森のエントランスに飾ります。


海の部分が寂しいので、海の生物を作って! という信太さんの掛け声に、こたえる子どもたち。
このあと、しらすやら海老やら、釣堀やら、すごいものがいろいろ生まれていましたが、それは当日のお楽しみに。


お花畑 作成中。
みかん畑、樹海、動物、家、人間、郵便ポストなど、いろいろなものを作りました。


続いて、これも舞台作品の重要なモチーフになる蝶々を作るワークショップ。
デカルコマリーの技法をつかって、好きな模様の蝶々に仕上げます。
写真は、信太さんがまず見本をみせているところ。


かなりきれい。色の組み合わせとのせ方で意外とたくさんのバリエーションが生まれます。
最終的に蝶々にするというイメージを持って、かなり慎重に羽の模様を想像しながら絵の具を使う子もいました。

このあと、もう一つ舞台で使うお花つくりのワークショップのあと、
衣裳を作るワークショップへ。

スタッフ数名で白いワンピースを20着用意しておき、子どもに持たせます。
どれが誰のかわからなくなるので、名前を書いています。
子どものワークショップには、信太さんの舞台美術制作を手伝う美術隊が常時3〜5名参加してくださったほか+静岡市美術館のスタッフ3名+文化会館のスタッフ1名とインターン2名+子どもワークのためについていただくアシスタントさん、と大人数のお手伝いがあってかなりスムーズに進みました。


手前に見えるのは、染料です。
そう、今年の衣裳は、絞り染めで作ります!
何種類あったかな、、、12種類くらいの色のバケツを用意して、自分で好きな色に染めていきます。
その前に、ビー玉や子どもに持ってきてもらったものを使って、絞りのわっかを作る作業をしました。


ハケで染めているところです。5年生の男子、赤と黄色の元気色で大胆に染めています。


3年生。いつも二人一緒に、おしとやかに制作していますが楽しそうです。


さて、1日置いておいて、いよいよ絞りのわっかをはずして洗う日です。
写真ははずす作業をしているところ。基本的に自分でやります。

どんな色に仕上がるのか、信太さんもドキドキしていました。

仕上がり!
乾く前なので少し色が濃い状態です。

つるして1日乾かします。

この次は、前日デカルコマリーで蝶々の模様をつくって置いておいたのを、ハサミでカットして仕上げる作業。

まず信太さんの見本

さあ、創ってみよう!








みんなが終えた後も、ずっと最後まで切り切りしていた女の子。なんと、自宅のネットで切り方の見本を印刷して持参していました!見本はセミでしたが。やるなー。。


そして最後に、ぱっかぐらの森のオープニングで音楽を奏でようということになったので、その練習。
自宅から好きな楽器を持参してもらい、太鼓とリズムで音楽隊をつくります。

一列に並んで、行進準備

アシスタントのなおさんが率いて、行進。

・・・途中で地図創りのワークを挟みながら、5日間の子ども美術ワークショップが終わりました。
次は、舞台でのパフォーマンスの練習をして、子どもたちも公演に出演します!



信太さん、アシスタントのなおさん、美術館のスタッフ、文化会館の中村さん(今回は美術担当)、それに、一般公募で集まってくださった美術隊のメンバー。お一人は参加者のお母さんです。かなりたくさんのスタッフに支えていただきました!




信太さんは、できたものをきれいに飾ってくれます。うれしいもてなしですネ。

さて、今週はとにかくたくさんあるパフォーマンス部屋の美術制作をとことん創る作業です。美術隊と中村さん、なおさんが活躍してくれます。

公演日は8月28日。14:00と17:30の2回公演です。
詳細はこちらでどうぞ。http://www.jcdn.org/site0000/News/index.html#/detail/97
入場料、なんと300円。ぜひ遊びに来てくださ〜い!
(K)

その1 に続きまして、静岡コミュニティダンスプロジェクト 上演作品「ぱっかぐらの森」の出演者をご紹介します!

出演者(参加者)は5つのチームに分けて一般公募で募集しました。
森の子どもアート&ダンスチーム ・・・小学生
がんがん踊る森の人ダンスチーム・・・がんがん踊りたい人なら誰でも
森の婦人ダンスチーム・・・成年女性
森のおやじダンスチーム・・・成年男性
森の先輩ダンスチーム・・・シニア世代(60代以上)

子どもと先輩以外のチームは、年齢関係なく自己申告で入りたいチームに参加できます。

まず先輩チーム

登場のところの踊りを練習中



先輩は7人。うち、お1人が男性です。
大ホールの作品冒頭のシーンをこの先輩方が踊ります。
ここの振付は、珠実さんが各自から「手放したいもの」についてインタビューして、出てきた振りをつなげて作られています。

先輩世代の方の踊りを観る事ができるのも、コミュニティダンスの面白いところです。
個人的には、なぜだか、男性/女性ということの違いをあまり感じない共通した何かがある世代だなと思います。

つづいて、おやじチーム。

おやじは全部で4人ですが、この日は1人休みだったため、そのパートを珠実さん(左)が踊っています。


おやじのパートは、最終的に「鳥」とか「飛ぶもの」をイメージした踊りになるそうです。



昨年もそうでしたが、静岡は女性の存在感が他と比べて大きいように思います。
というのは、全体的にどのチームも、なぜか女性が多いのです。ダンスであるがゆえかもしれませんが。。
そんな中、おやじチーム4人の踊りをみていると、なぜか気が和みます。。
素敵な4人です。振付も似合っていて、かっこいいのです。

続いて、婦人チーム!

昨年も大変エネルギッシュで華々しい存在感を放っていた成年女性のグループです。
昨年の参加者がアシスタントも含めて4人、全部で7人です。
少ないように思いますが・・・全然そうは見えません。




今年の婦人たちは、珠実さん振付の盆踊りがメインです。
展示室を婦人たちの森にします。
ずーっと観ていても本当に飽きない、この魅力はなんでしょう・・・。
・・皆さん、必見ですヨ〜!

続いて、がんがん踊るチーム(主に昨年のヤングチーム)。

写真にはおやじも含まれています。
この日は大ホールが空いているというので、贅沢にも舞台上で練習させていただきました。
みんな、まさか大ホールで踊るとは思っていなかったので、緊張していますが、とにかく踊るのが好きで、練習熱心な人たち。本番が楽しみです。


これは大ホールの群舞シーン。このように激しい踊りも・・・あります。
昨年からの参加者が多いですが、新しい人も少しいます。全部で13人。ダンサーとして訓練をつんだ人は一人もいないのですが、珠実さんの振付はなかなかハード。

実はこの参加者のほとんどは、コンドルズWSやこのコミュニティダンスから、踊りにハマってしまったという変わり者が多く、コンドルズ公演の前座を務めたり、自分たちで振付して誰でも踊れるダンスを作ったりと、この数年でいろいろな試みに関わってきている人たちです。

今回、最初のオリエンテーションの様子をみて、個々の踊りもやってみるといいんじゃないかと思い、珠実さんと事業担当の野沢さんとも話して、ぱっかぐら<前半>部分の各部屋を、ソロ〜3人のグループに分かれて、その場所ごとの作品づくりをある程度任せることにしました。
これは、けっこうチャレンジだと思いますが、個性的な人たちなのでいけそうな予感がしたのです。
じっさい、これだけユニークな踊りたい人たちがそろっているというのも、静岡の強みだし、どんどんアピールしていくと面白くなりそうだと思っています。

ということで、メンバー紹介! ↓


楽屋でデュオを踊る坊ちゃん・ともちゃん。
二人とも、医療関係の仕事についているという共通点がありました。
なんとなく、普通にしていても味のある二人です。


スロープで信太さんの羊と踊るソロをまかされることになった、たんけんたいさん。たんちゃん、と呼ばれています。
ちなみに、信太さんの羊とダンスが絡むのはこれが初めてになるそうで、ますます責任重大・・・。でも本人はとってもひょうひょうとしています。


大ホール1Fロビー上手にしつらえる女たちの部屋の、さっちゃん・えりりーん・ちかちゃん。
こんな感じで迎えてくれま〜す!


大ホールから展示室の案内嬢役&階段付近で踊る予定のうね・さき・きゃない コンビ。
練習日程がそろわなくて今日、初めてやることの説明を受けているところ・・・。
具体的に何をするかを任せるから、考えてみて!と言われてみんなびっくり、はしていましたが、動じる風でもなく、さっそく稽古に入っていました。なかなか肝がすわっていますよ、この方たち。


楽屋でデュオを踊る、キム・亘(わたる)組。
この二人は落ち着いた存在感があります。


最後に、天窓のあたりで踊る女2人は、かずみちゃんとゆっこちゃん。
なんと、水着で踊ってくれますよ。
何をしてもひょうきんで、そしてキュートな二人です。とにかくみてみたら分かります(笑)。


・・・以上、なんだか面白そうな面々・・・。
関係者が言うのもなんですが、この人たちをみるだけでも、価値ありそう、と思えてきます。


ほかにも、前半の遊園地形式パートに、シニアの方も登場予定です。
盛りだくさんな「ぱっかぐらの森」。

そしてそして、残るは子どもチーム。
このチームのみ美術の信太さんがWSを担当しています。つづきは その3 で!
(K)

静岡のコミュニティダンスプロジェクト2年目(主催:静岡市民文化会館 指定管理者 静岡市文化振興財団協働事業体)、今年もコーディネートをさせていただくことになり、ただいま静岡に滞在中。

今年も昨年に同じ、山田珠実(作・演出・ダンスの振付)さんと井上信太(美術)さんのコンビで約3週間、静岡で市民の方とダンス作品をつくり、発表します。

 

作品タイトルは、「ぱっかぐらの森」
珠実さん曰く、ぱっ と ぐら というのは手のひらのぱーとぐーの比ゆで、
この世の出来事にはぱーとぐーの両面がある、というようなことをやってみたいと思っているのだそうです。他に、今回の作品コンセプトを練っているときに、静岡の森の奥のほうには、昔ながらの神楽がいくつか残っているというお話を伺って、なにやら、想像上の森をつくってそこで行われるおかしな儀式をお客さんと共有するということをやってみたい、となり、このタイトルに決まりました。

++
さて、いま日々稽古中なのですが、だんだん内容が見えてきましたので
ちょっと写真をみながらお伝えします。

今年はJR静岡駅から徒歩10分、駿府公演そばにある静岡市民文化会館が会場です。
会館には、大ホール、中ホールの2つのホールの他に、ギャラリーとして利用できる展示室や、学校の講堂のような会議室、といったいくつかの部屋があります。
今回は、その中の、大ホール(とその周辺のロビーや楽屋)と、展示室、会議室が舞台になります!


まずは大ホール 1000席くらいあるので、このままでは使いません。
今回は後半、舞台上舞台(舞台の上に客席をしつらえます)でのパフォーマンスを上演します。


ロビーの一角。ここは若い女たちの部屋 という設定のパフォーマンスをする予定。


大ホールのロビー2Fから1Fを見下ろしています。とても広々とした空間です。


ここは2Fの客席扉前通路。といっても広いです。
ここでおやじチームのパフォーマンスをします。


1F下手の舞台袖に通じる通路です。かなり広いです。傾斜があるのでスロープと呼んでいます。
ここは石庭をイメージして、作り物を置き、男のパフォーマンスも行う予定。


袖を抜けて、楽屋にまわってきました。
大ホールの楽屋なので、8つぐらい大小さまざまな楽屋があります。


3人くらいの楽屋

大人数の楽屋

ピアノまであります。
これらの楽屋をいろいろな部屋にします。パフォーマンスのみれる部屋と、インスタレーションの部屋とつくります。

ここは・・・、使われなくなったレストランです。何に使おうかな〜と考え中 ↑
すごく景色がいい場所なので、当日お越しになったらぜひ通って下さい。


採光のための天窓が見えます。
ここでも踊りが・・・見れます。


展示室です。普段はパーテーションで区切って、書道展など市民ギャラリーとして利用されています。このように仕切りをなくすとなかなか広く、暗転もできるため、小劇場としても利用されています。
今回は婦人グループがここで踊ります。


最後に、会議室という部屋です。奥にかわいらしい舞台があり、小学校の講堂の様な場所です。
ここもなかなか広いです。
今回は、美術チームの森になります。

さて、これだけたくさんの場所を使って、約50人、小学生〜シニアまでの世代の市民の方と、美術とで1時間半の作品にします。今から大変だ〜!と言いながら、日々創作に没頭しています。

更に。
今回、JCDNでも初めての試みになるのですが、
1時間半を前半・後半に分けて、前半は大ホール舞台以外の場所全部を同時に上演し、お客さんには遊園地に来ていただいた感覚で、自由に好きな場所のパフォーマンスを見に行ってもらう、という名づけて「遊園地形式」をとることになりました!!
後半は舞台上舞台のしつらえで、全員出演する作品を作ります。

果たしてどんな感じになるのか、まさに試行錯誤していますが、細かい部屋が多いので、ツアーにするよりよかろう、と関係者全員で決めました。

他にも、チラシ表紙にもなっている
仮面作りのワークショップを体験できるスペースや、子供たちの音楽隊など、お楽しみを盛りだくさん用意してみたので、かなり面白いことになりそうです。

+++
このあと、その2で出演者(チーム)をご紹介します! 

(K)

踊る為の身体を医療・医学方面からにサポートするNPO法人
「芸術家のくすり箱」

ダンサー、ダンス指導者のための集中セミナー開催


先月の事になりますが、東京で主に活動している「芸術家のくすり箱」というNPOの事務局長さんがJCDNの事務所を訪れられました。「芸術家のくすり箱」創設メンバーの方には創設以前よりJCDNのフォーラムなどにも参加いただいていて、旧知の間柄です。

「芸術家のくすり箱」は、ダンサーやパフォーマーなどの身体を使うアーティストについて、医療やコンディショニング面のサポートをすることで、芸術の振興ひいては社会の活性化に貢献したいと、立ち上げられたNPOです。
舞台表現のアーティストには、アスリート同様、普通の人とは違い、専門の医療やケアが必要だと思うのですが、保険治療では間に合わないのに、体のケアをサポートする制度が余りにも少ない。
そんなところもフォローが必要と考えられる理由の一つかなと思います。

かねてからコンテンポラリーダンスの振興に加え、アーティストの活動しやすい環境の整備を目指しているJCDNとしては、設立の当初から、その活動内容にはとても共感していたところです。

その「芸術家のくすり箱」のセミナーが、9月に京都で初開催される事になりました。



●「Dance Wellness Day in 京都 2011」
医師、治療師、トレーナーと、ダンサー、ダンス指導者の方へ
〜ダンサーの身体の使い方とダンス障害に医科学的に迫る集中セミナー〜
[9月4日(日)13:30−18:30 池坊学園 洗心館]
詳細 http://www.artists-care.com/seminar/2011/07/dwd2011.html

今回の集中セミナープログラムは、医療関係者とダンスアーティストや指導者向けに開かれます。
内容は、「講演」「演習」「ワークショップ」の3つで構成されており、通しでの参加のみ。

「講演」:「ダンサーの下肢障害とその治療法・予防法」
「演習」:「いざというときの応急処置」
「ワークショップ」:「コンディショニング実践―ピラティス―」




講師はいずれも治療やトレーニングにおいて、ダンサーの特性を専門的に理解して見ていらっしゃるプロの方々。現場での経験を踏まえた実践的な知識や豊富な技術を知ることが出来ます。また、セミナーの最後に参加者全員の質問タイムも設けられています。

こういうセミナーでは、主にタイトル的には怪我をしたときの対処法や、治療に向かうときの注意点などに焦点をあてがちですが、実は、

どのように怪我が起きるのか?
どのような治療が有効か?

といったことを知る事によって、怪我をしないための動きのチョイスや、身体に負担になりにくい動かし方、踊る為に必要な筋肉や柔軟性の鍛錬、それぞれのバランス、コンディションの整え方などに、具体的な知識の裏づけを得る事になります。
そしてそのことにより、ダンサーのパフォーマンス性を高めることにも目的があるのです。

事務局長さんのお話しを聞いていて、ダンスにおいて医学的な見地は、本当に、物理的に必要なことであると思いました。

今まさに身体を動かしているアーティストの皆さん。今の自分のパフォーマンスに不調を感じている人は、出来るだけ早急に、身体のケアを見直してくださいね。忙しい日々に、ハードな稽古に追われて怪我ばかり繰り返していませんか?明日の表現の為にも、長く踊り続ける為にも、ぜひ今回の機会に体の専門家と出会って下さい。

特に今回はダンスに特化して開かれるセミナーです。
芸術家のくすり箱では演奏家や役者など、体を使う芸術全般に対してセミナーを開いてますので、今回のような特化セミナーはダンスに濃縮されている分効率的でお得。
是非この機会に一度ご参加下さい。

JCDN(あ)


☆セミナーのお申し込みはこちら≫一般・JCDN会員用申し込みフォーム
☆JCDN会員の方は、会員割引が摘要されます。お申し込みの際は団体会員名欄に「JCDN」と必ずご記入ください。

JUGEMテーマ:芸能

 


さて今日から5日間、ワークショップ形式のオーディションが開始となる。

今回は、坂本公成さんの作品を発表するだけではなく、坂本さんが来年新作を制作する作品の出演者を決定するための目的もある。
なんと今回の参加者は40名弱。フェスティバル期間中に、毎年5名ほどの講師を招きワークショップをおこなっているが、40名というのはかなり異例のことらしい。

日本人との作品制作、また、公演が日本でできるかもしれないことに、仕事をとるぞ!という意気込みが感じられる。ほとんど参加者はヘルシンキからきている。そしてこのフェス期間に公演に出演しているダンサーも多い。つまりプロフェッショナルのダンサーとして、活動している人が半分くらいはいる感じだ。日本では東京か関西でしか、このようなワークショップオーディションは成立しないけど、このうよなローカルな地域でのダンスフェスに、夏の休暇の期間ということもあってか、ヘルシンキを拠点にしているダンサーたちが、ワークショップに参加しつつ、公演をまとめてみるという参加のしかたを多くしているのもよいことだ。日本に招聘したエーヴァも、休暇中のサマーコテージから、フランス人ザンバーノのワークショップを受けにきていた。
エーヴァは、Erviの作品に出演する。9月からリハーサルをするらしい。

昨日上演した「怪物」の一部の振りをワークショップ参加者に振りうつしをした。音を聞いて、外と自分の身体の内側からひっぱられる動きを探すという、いくつもの自分を認識する振付を興味深そうにチャレンジしていた。少なくとも坂本さんの言葉を理解し、それを自分で動きをつくることのできるダンサーを選ぶために、いろいろためすには5日間はよい時間だと思う。

さーて、一体この中から誰が選ばれるのだろうか。。。わたしはワークショップ3日間をみて帰国することに。坂本さんが帰ってきてからの結果を楽しみにしている。

ハリーとErviと日本でのプログラムについてミーティングをしたのだけど、そのときの写真を撮り忘れてしまった。Erviさんは想像以上に優しくおだやかな方であった。多くのダンサーが、素晴しい振付家だと絶賛していた。口をそろえたように、「振付を強制するのではなく、つくりだしていく方法をとる」と聞いた。つまりダンサーとしてもただ振付をまっていてもダメだということなのだろう。その振付家とダンサーの関係はどう作品制作に発展させていくのか、楽しみだ。

フェスの期間中、フィンランド国内から、中米とイギリスから視察にきているプロデューサー、ネットワーク会議があった。


ヘルシンキに集中してしまうこと、ネットワークをつくりたいと思っていること、どこの国もほぼ同じ問題を大なり小なりかかえている。Dance Infoという組織の新人2名がファシリテーター。

海外からのゲストを招く特別の夜。街の名士だという人物のサマーコテージに招いてもらい、フィンランド人もあまり体験することのないという、伝統的なサウナを体験することに。
もちろん真っ裸で、木のよい香りのする優しいサウナに入り、あたたまってきたら目の前に湖で満月をみながら泳ぐ。冷えてきたらまたサウナ。また泳ぐ。これを繰り返していく。


(この湖に暑くなったら飛び込む!)


(右手がコテージ、左がスモーク料理をつくる小屋、この左がサウナ、湖という配置)



(おそらくもう一生、体験できそうにないハイソな避暑生活バカンスのよう)

満月をみながら夜12時すぎに真っ裸で泳ぐ。この開放感、やっぱやってみないとわからんだろうなー。オーナー自らが、現地プハヤビでとれたての魚のスモークをご馳走に。
お皿は木を削ったもの。いやーフィンランドは人が少なく、国土がでかい。自然をたのしんでいるでっかい国だなー。

9月にはErviの作品を上演するために鳥の演劇祭で10月1日2日。
http://www.birdtheatre.org/engekisai/program/zodiak.html

9月20日に来日して、日本人の出演者を選ぶワークショップ+オーディションを行ないます。
詳細は近いうちに発表しますね。お楽しみに。

それにしてもこのフィンランド、満月のサウナと湖は天国体験。すごい発明ですぞ。フィンランド文化は。また来年やりたいなー。(RM)

 
(フルムーンダンス・フェスティバルでの「きざはし」 出演:野村きょうこ、合田有紀)

昨日、仕込み、シュートを終え、今日はもう公演だ。
1年に1回だけこの時期にしか使用しない現役の消防署と隣接している、消防署の一部を改装してつくった小劇場「VPKシアター」は、今回の上演作品にぴったりの客席数200ほどの決して大きくない小劇場だ。



坂本公成さんの主宰するモノクロームサーカスのテクニカル面を立ち上げから行なってきているという渡川さんが、フィンランド人スタッフと仕込み中。


昨日は、照明卓が紛失、及び、メモリーの方法がよくわからず、時間ばかりが過ぎてしまったが、なんとか公演日までにシュートを終えることができた。
普段20度を超えることがほとんどないフィンランドでは、エアコンというものがない。
この劇場にもむろんなし。しかし、昨年から30度を越えることがあり、暑いですよ。
まあのどかな感じで、準備を終え、5時の開演を迎えた。
フィンランドの観客の反応は、「美しいダンス」という感想が多かった。いわゆる、女性ソロ「怪物」も男女の机の上下のデュオ「きざはし」も、西洋のダンスのカテゴリーからはずれ、どちらかというと、舞踏に近いニュアンスを感じるのかもしれない。「踊りに行くぜ!!」で上演したころの「きざはし」から比較すると、机の下の男性ソロは実際に舞踏的な動きを感じる。
この上演がまさあにフェスティバルのオープニングとなった。カーテンコールが4回あり、ちょっと意外な暖かい反応をもらえて嬉しかった。

 このあとすぐに6時から高校の体育館を仮設劇場を組んだ中劇場で上演があり、7時からアイスホッケー場のアリーナを大劇場に、フェスの期間中3公演を行っていく。
今日はオープニングということもあり、町にひとつしかないホテルで市長さんら、町の名士が集うp-ティーがあった。
昨日起きた隣国ノルウェーでの無惨な事件の黙祷を行なった。


(市長さんのスピーチを聞く)


(左 ZODIAKのアーティスティック・ディレクターHarriとOuti)

(左がこのフェスティバルの芸術監督Alpoさん 出演を終え皆で乾杯)

この明るさで10時頃。ちょっと前にスコールがあったので少し暗い。寒くなってきてお開きに。
明日は朝10時からワークショップ+オーディション1日目だ。
おつかれさまー。
(RM)






 7月22日(金)に関西空港を発ち、丸1週間の滞在でフィンランドに行ってきました。
プハヤヴィという森と湖の美しい町で毎年、夏、満月の期間に開催されるダンス専門のフェスティバル 「フルムーン・ダンス・フェスティバル」があります。
 夏のフィンランドは、これからやってくる長い冬を前にして、皆、惜しむようになるべく長い間、太陽の光を浴びようと、アウトドアを楽しみます。
 昨年、初めて同フェスティバルを訪れて湖で泳ぐということが、ごく普通のこととして行なわれること、湖にほとりに立っているサウナに入り、熱くなれば湖に飛び込む、そして、ソーセージや魚をバーべキューで食べるという、エインドレスの白夜の楽しみ方を体験して以来、大のフィンランド好きになりました。今年もこの体験ができるといいのだけどなー。わくわく。

 9時間のフライトを終え、ヘルシンキの空港に到着。あっけらかんと入国手続きを終え外に出るとZODIAKのプロデューサー Outiが迎えにきてくれていた。それにしても暑いじゃないか。え!フィンランドなのにーー。聞くと今日から35度になったそうだ。。。がっかり。。

 ともかくヘルシンキから車で、フェスティバルのあるプハヤビまで、向う。メンバーは振付家坂本公成、ダンサー 野村きょうこと合田有紀。テクニカルディレクターの渡川さん。ノンストップで5時間だそうだ。

(車内の左 ZODIAKのプロデューサーOutiと、坂本公成)


(車内から見せる景色は、白樺と湖の景色がずっと続く)

 今年は、<日ーフィンランドコンテンポラリーダンス  レジデンス エクスチェンジ 共同製作プログラム>の一環としてこのフェスに参加しました。

日本人の参加振付家である坂本公成さん(モノクロームサーカス)のソロ作品「怪物」と、デュオ作品「きざはし」を上演します。
http://www.fullmoondance.fi/FMD2011/english/main.php?m=4&s=216
いわゆる「ダンス」的な振付ではない両作品は、フィンランド人にとってどう受け止められるのか?明日は仕込みとリハーサル、あさってはもう公演だ。

公演後は、来年、ヘルシンキで坂本さんと藤本隆行さんとで、フィンランド人ダンサーと新作を制作します。そのフィンランド人ダンサーを選出するワークショップ+オーディションを公演の次の日から5日間行い、5名以内を選出する予定です。

どんな1週間になるのか、楽しみです。(RM)





 野田村 国民宿舎えぼし荘にてからだほぐし3
(2011年6月9日〜11日派遣)・・・記:JCDNコウサキ 

えぼし荘3日目は、午後から野田村中心部でチーム北リアス(いくつかのNPOなど災害ボランティアで結成された野田村復興支援チーム)の現地事務所開設式に参加、その後、野田村の中で一番大きいと言われる仮設住宅での青空市に立会い、夕刻ごろ、近くの有名なカフェ&民宿「苫屋」にて、独自に復興支援をしておられる女将さんと出会う。19時前にえぼし荘に戻り、3日目のからだほぐし。
そして4日目は、朝から野田村周辺の被災地域を見て回り、八戸経由で帰京。

+++


えぼし荘の掲示板。避難されている方々に向けた様々なビラが。ほとんどは生活情報です。
左上あたりに、からだほぐしの案内ビラも。


りくちゅうのだ駅。

午前中に宿舎を出て、午後からのチーム北リアス現地事務所開設式に出席するため、近くの駅にて待ち合わせ。1時間ほど間が空いたので、レトロな電車のどかすぎる景色を眺めていた。
ちなみに、このときは八戸より少し南に位置する「久慈」と、この「陸中野田」の1駅のみの運行で、野田より南は震災で全部の線路がなくなってしまって電車ではいけない。
ちょうど久慈行き列車を待っていた地元のおっちゃんによると、「復旧には10年かかるべ」と。


駅からのながめ。

+++

午後、チーム北リアスの事務所開設式に立会い、その後、野田村で一番大きな仮設住宅が建つ場所でチーム北リアス主催の青空市に参加。



チーム北の各ボランティア団体が拠点にしている地域で集めた物資が山のようにあり、それを3回に分けてなるべく公平になるように、仮説住人の方にお渡しする。
洋服・掛けカバーなど布類、野菜など食料、子供のおもちゃ、かばん、など。
食料のときは、開始1時間も前から並ぶ方もいて、気の毒なくらいの行列ができていた。
仮設に入ると食料ほか身の回りの生活全て自前でやっていかなければいけないので、本当に厳しい状況にある方が多いのだと思う。それを垣間見たような気がした。

物資は大阪・弘前のほか、三沢にあるお寺の住職さんが米軍基地のアメリカ人に呼びかけて、遠くUSAから集められた物資もたくさんあった。

住職さんと奥さん。
終わりがけにご挨拶したら、ご自身が撮影された復興支援活動現場の写真など資料をたくさん京都に送ってくださいました。ありがとうございます!


仮設住宅

仮設入口の掲示板には、ちゃんとこの仮設団地(というらしい)の見取り図が貼られてあった。
こういうのって大切やなとおもう。2年も暮らすのだから。。。

足がない人も多いので、仮設住宅と市内などを結ぶ無料バスが運行されている。
先ほどの掲示板にはバスの運行時間が掲示されていた。

+++
夕刻ごろ、青空市が終了。
その後、駆け足で、以前訪れた時には閉まっていたというカフェ&民宿「苫屋」さんへ。

これがそのカフェ。古民家をきれいにして使われている。
南部集落独特の造りだそうで、いまどきなかなか見れない場所だった。

目の前に川があり、水のせせらぎが絶え間なくきこえる。

囲炉裏を囲んで、珈琲とケーキをいただく。

あまりにも美味しかったので。


ケーキは女将さん(写真左)の手作り。
この女将さん自身、様々な支援活動を行っているとのことで、8月末の野田村復興祭りの地元側中心人物でもあった。巡り合い。

+++
19時〜からだほぐしが待っているため、急いでえぼし荘に戻る。
この日は3日目だったせいか、だんだん参加者にもこわばりがなくなってきたような気がした。

終了後にご婦人方が美紀さんに身体の痛いところをどうしたらいいかという相談をされていて、美紀さんが対処方法をいくつか話すうちにミニワークのようになる。
こうしたコミュニケーションも大事だなと思う。

+++
翌日、八戸経由で京都に帰る日だったが、午前中に野田村周辺の被災状況をできるだけたくさんみてまわった。

まったけさんが大切にしている時計。津波の時刻でとまっている。

まったけさんに、船着場を案内していただいた。一艘だけ置かれているのは震災後になんとか手に入れた「えぼし丸」。当面はここの漁師さん9人でシェアするそうだ。
この船でモーターも入れておよそ500万するとのこと。
船がなければ漁もできないのに、経済的負担は大きい。


安家川という美しい川。まったけさんの心のふるさと風景でもあるようだ。
写真は、震災前は橋があったところ。今は橋げたのみ残されている。

ここでまったけさんとお別れ。
まったけさんとの出会いは当プロジェクトの活動報告ブログに載せたのだが、からだほぐしを行うにあたって、拠点となる場所にまったけさんのような方がいるということは大きかった。
今後もつながりを大切に、一つの場所で継続的な活動を行っていくことが重要だと思った。

+++
野田村中心部方面に向けて出発


少し車で移動したところ

電車の通り道だったところ。一見何か分からなかった。
トンネルがこの先にあったので、電車が通っていたことが分かった。
それより、目の前と奥の膨大なガレキに目がいってしまうせいか。。


このガレキの奥は太平洋。
沿岸部の広大な場所に、こういう山がずーっと見える。

山の端の部分まで歩いてみたら、小高い場所になっていて、石碑が残されている。
(名前忘れた)海岸沿いの公園だったらしい。
ここから海を一望できた。

180度くらい見渡せるすごくいい場所。
ちょこっと停車できるスペースがあり、ひっきりなしに人が訪れていた。

+++
野田村中心部へ移動

奥の赤い屋根の建物が図書室で、このときは写真保管室になっていた。
そのとなりが、佐東がたちあった「ハジマル式」のあった場所。
このあたりまで津波が迫ってきたことが分かる。
この写真は、押し流されてきたガレキがほぼ撤去された後。


その写真保管室を見学に。


チーム北リアスの学生ボランティアさんと再会!
彼女はアルバムの整理をしていた。

誰でも出来るように、ボランティア向け指導がされている。

写真を一枚づつ洗浄するボランティアさん


写真を洗浄する部屋から、さっき通ってきた道が見渡せる。
その奥はさっき見てきた沿岸部。
ちょうどこの建物で津波はとまったようだ。けっこうリアルに柱などに傷跡が残っていて、このあたりまできたんだなあ、と思いながら、海までの景色を見ていた。

終わり(K)
 野田村 国民宿舎えぼし荘にてからだほぐし+宮古市の応援2
(2011年6月9日〜11日派遣)・・・記:JCDNコウサキ 

えぼし荘2日目は、朝宮古市まで移動、魁文舎のコーディネートで行われた大きな避難所での身体ほぐしの応援に行く。その後、宮古市内を視察し、国道沿いの様子をみて、夕刻えぼし荘に戻り、2回目の身体ほぐしを行った。
宮古市は野田村の場所から海側の国道を南に1時間半ほど走った場所にある。

+++

宮古市民総合体育館シーアリーナ避難所での身体ほぐし。
アーティスト:セレノグラフィカ 隅地さん・阿比留さん。

避難所はこの写真の場所以外に別室が3つほどあり、いずれもかなりの広さの中をダンボールで仕切られた狭い空間に各家の住人が仮住まいをしている状態だった。

訪れたのは朝11:00だったが、大人(特に男性)、青年、子どもは、きっと仕事探しや家の掃除などにでかけているのであろう、ほとんど見当たらない。
広い場所なのでそれなりの手伝いが必要と思われたが、実際には避難所にほとんど人が居ない状態だったため、身体ほぐしに集まってくださったのは10〜20名弱でした。

人数は少なかったものの、身体をほぐすと本当に気持ちよさそう。セレノのお二人は時々漫才のような掛け合いで笑わせてくれる。美紀さんの身体ほぐしもそうだけど、明日また自分でやろうと思えば、思い出してできるのがいい。それに、ラジオ体操のような体操とは違って、身体の細かいパーツを意識しながらゆっくりとほぐしていくので、動かそうとして動くというよりは、身体に意識を集中させていたら、いつの間にか動いていた、というような感じ。
自分の身体の具合に合わせてやれるところもいいと思う。

この身体ほぐしの詳細は
魁文舎花光さんhttp://dance-aid-report.blogspot.com/2011/06/blog-post_20.html、及び
セレノさんhttp://dance-aid-report.blogspot.com/2011/06/blog-post_24.html
の報告をぜひご覧ください。

*魁文舎とセレノさんは、このシーアリーナ以外に3日間で5ヶ所の施設をまわられましたので、その際の様子もご覧いただけます。

+++
シーアリーナでの身体ほぐし終了後、皆で近場のフライドチキンでコーヒーを頼み、お茶を飲みつつ振り返りをしてから、解散。美紀さんと私は、夜のえぼし荘でのワークまで時間ができ、宮古周辺の被害を知るために被災地域へ。

というのは、来る前は宮古市の状況がほとんどつかめず、もしかしたらご飯を食べる場所も何もないのではと、えぼし荘でお弁当まで用意してもらって来たところ、着いてみると、直接被災していない場所(宮古の場合、駅周辺道路の直前で津波が止まったので、おそらく一番の要衝部分の直接の被災を免れたのだと思う)は一見するとほぼ日常と変わらないのにびっくりした。
お茶をしたフライドチキンも然り、その次に行った駅前のショッピングセンターにも、本当に普通に営業を行っていて、これにはびっくりした。夏前だったので、浴衣4点セット4998円とか、普通に出ていて、ファミリーレストランもにぎわっていた。


シーアリーナ外観

宮古よりもっと被害の大きかった地域(石巻とか、陸前高田など)はまた分からないけど、実際に宮古駅近辺を見てまわってみて、被害のない場所と合った場所とでは、天と地の差があることを目の当たりにした。
被害のなかった場所ではもちろん、日常を営めるわけだから、それはそうだろうと思う。けれど、一歩アリーナの中に入ると、日常に戻れない方がたくさんいることを、本当に忘れてはいけないと思った。

加えて、宮古駅前の観光センターでは、地元のMAPや周辺地域のパンフレットなどがたくさん置いてあり、2名のスタッフさんが対応してくれた。予想外にも、観光やこの地を訪れる人向けの対応が、宮古には整っていたし、復興のためにはもっとたくさんの人が訪れてくれればいいなと思う。

これは途中で訪れた宮古市の景勝地、浄土が浜。

地震でだいぶ動いたらしい。

観光客向けの周辺地図。左上部分が観光名所。
展望台がいくつもあるが、6月の時点では空いているのが1ヶ所のみだった。

こんな感じでもろに被災した。
けど、浄土が浜も海も、よそ者にはとてもきれいに見えた。

+++
宮古市沿岸部の被災場所は、6月時点ではこんな感じ。

駅から2分ほど移動した場所にある、海岸沿いの卸市場らしき場所の前が、廃棄物置き場になっていた。かなりの量。

その向かいの建物。震災直後は道路上にもいろいろなものがあふれていたはずだが、今はきれいに取り除かれて、残った建物の内部には入れないようにベニヤが打ち付けられている。


ベッドとか牛乳とか、形そのままのものが多数転がっている。

また少し2分ほど移動した場所にある宮古市の魚市場。
たぶん2階部分くらいまで水に浸かったと思われる。

魚市場 海側

先ほどの魚市場入り口道路の向かい側。住宅地だったと思われる。




+++
この後、野田村に向けて帰る途中、小さな村ごと流された地域と、海がきれいなので展望台に寄ってみた。


これは熊の鼻展望台というところからの景色。
すごーく美しい。 よく見ると熊の鼻のような岩があります。

展望台から見える、灯台

リアス式海岸が連なる東北の沿岸部は、こういう◎◎展望台なるものがけっこうたくさんあるようだ。地図には載っていないような展望台でも、近場に行くと看板があり、いってみるとしっかりした展望台として整備されている。
人も少ないのでお勧め。


その後、途中で通った町か村で撮った写真。
ここはたぶん町ごと流されてしまって、着いたときは撤去もかなり進んでいたので、ほとんど何があったのか分からない状態になっていた。

たぶんアパートか何かの階段部分だけ残ったと思われる

その地域の防波堤はほとんど崩れていて、奥にあった防風林もこの通り。
この場所に近く、先ほどみてきた宮古市のガレキが移動されるそうで、
ちょうど、なぎ倒された松林を片付ける作業が行われていた。 地元の方に聞いた話。

でもやっぱり、この防波堤の反対側は美しい海と岩があった。

+++
ようやく帰りつき、夜のワークショップ@えぼし荘 2日目

この日は前日のうわさ?を聞いてか、人数が増えたのが嬉しかった。若い方もちらほら。
最後に、ある動きがきっかけで、野田村の盆踊り、をおばさま方に見せていただける事になった!
これがもう、とてもかっこいい。活き活きしていて、とてもよかった。
今年はお祭りができないそうなのだが、なんとかして復興できればと思う。

今は学校で習わなくなったらしく、ある年代を境に、踊れる人と踊れないひとに分かれるのだけど、若い人にも伝承できたらいいのにな。と思う。


◎野田村のワークショップと、この盆踊りの映像を、佐藤美紀さんの報告でご覧いただけます。合わせてぜひご覧ください。
http://dance-aid-report.blogspot.com/2011/06/2_30.html


美紀さん。

終了後は、まったけさんに歓迎のお酒(写真)をごちそうしていただき、乾杯。歓談。
こうしてゆっくり話をできるのも、滞在の利点だ。
同じ場所にいるからこそできることが、すごくたくさんあるように思えた。

2日目報告はここまで(K)
野田村 国民宿舎えぼし荘にてからだほぐし+宮古市の応援
(2011年6月9日〜11日派遣)・・・記:JCDNコウサキ 



5月末、JCDN佐東と一緒に野田村に派遣された、ダンサーの佐藤美紀さんと、私とで再び野田村に訪れ、からだほぐしを行えることになった。
場所は国民宿舎えぼし荘。ここに避難している野田村の下安家川(しもあっかがわ)地区の方々を対象に、6月9・10・11日と3日間、夜の時間にお座敷をお借りしての身体ほぐし。
(別途、ダンスアーティストによる復興支援サイト内ブログにて、報告文を掲載中。あわせてご覧ください。http://dance-aid-report.blogspot.com/2011/06/6911jcdn.html

きっかけは、ここに避難していた(7月現在は近くの仮設住宅に移住されています)漁師の「まったけさん」との出会いであった。
ユーチューブに野田村の津波の映像がアップされているのだが、これを撮影したのがこのまったけさん。映像のほかに、津波が来たときの写真もたくさん撮影されている。


前回の野田村訪問のときに、佐東がまったけさんと偶然お会いすることができ、そのときの縁で、ここを拠点にしたからだほぐしを受け入れていただいた。また、えぼし荘にも快く場所をお借しいただいた。

この国民宿舎は野田村中心部から少し離れているために、支援物資が十分に届かないことがあったそうだが、まったけさんはご自身のブログで状況を伝えてSOSすることで、知人やその周囲の方からの物資支援を得て、乗り切ってきたそうだ。


届いた物資の保管場所。

前回、佐東がさいごに「今必要なものは?」とお尋ねしたら、津波の写真展を開きたいのでそのための準備をしたいと。そこでさっそく、プリンターとインクを送ることに。
私がえぼし荘に到着したときには、写真の通り届いていた。

このあと、美紀さんが写真を貼るためのスチレンボードを送って、写真展の手はずが整い、なんと7月17・18日に東京で写真展が開かれることになった。

まったけさんのブログはhttp://blogs.yahoo.co.jp/matutake931

写真展の詳細は
7/17(日)、7/18(月:祝)
11:00〜23:00
会場:東京都渋谷区桜ヶ丘9-17
   TOC第3ビル Room100
開催者:東日本大震災まちづくり同潤会
http://www.higashinihon-machi-dojun.or.jp/

お近くの方はぜひ観に行ってください。

+++
えぼし荘到着1日目は夜19時にお座敷でからだほぐし。10名ほど集まっていただいた。その後、ロビーで元気にかけまわる子供ちゃんとその親御さんとお話しするうちに、ここでちょっとやりましょうかと、ロビーでも身体ほぐし。


つぼを押しているところ。

ふと受付をみると、カウンターの中にいらしたえぼし荘のスタッフさんも一緒に身体を動かしていた。みんな、気持ちよさそう。

1日目はこれで終了。我々はえぼし荘に宿泊。
ちなみに、この国民宿舎は今も、通常通り営業をおこなわれています。
お部屋からは太平洋が一望でき、温泉もあって、素敵な宿です。
東北の宿をお探しの方はぜひ一度訪れてみて。

野田村2日目以降は次回アップします。(K)